○母ノ手文庫の目指すもの"massage is the message(マッサージとはメッセージ)”
母の愛撫は、安心感や温もり、愛といったイメージを、子供に豊かに伝えるものです。
母の手の秘密は、触感の組み合わせと適切なリズムにあります。たとえば、強いタッチのいた気持ちいい触感と皮膚をやさしく撫でるようなやさしいタッチの触感を組み合わせると、触れられた側は、そこにイメージが思い浮かんだり、ストーリー性を感じたりします。何らかの規則性を持って触れることで、触覚は、感覚としてだけでなく、イメージを持って鑑賞することができるようになります。
そして、鑑賞できる触感によって触れられることは、触覚の「感じ取る力」を育て、心の豊かさを持つことへつながります。母ノ手文庫は、このようなセンササイズ(心の栄養となる感覚のストレッチ)のために、文学作品や絵本を参考にして作られた素材です。
○母ノ手文庫の原理
文章において、単語の音数、句読点のタイミング、係り受けの構造は、文章の意味以外の印象を構成する重要な要素です。母ノ手文庫では、文学作品や絵本から抽出されるこれらの要素の印象パターンに基づいて、文学や絵本を物理的な触覚のパターンとして鑑賞することを試みました。
作品を構成する、句読点間の音数・要素数、係り受けの構造、を解析し、それらをマッサージの触感を構成する圧力、リズム、面積、方向に対応付けて、その提示順序をマッサージ専用の記号を使用して譜面(触譜)に記述しています。触譜をダウンロードすることで、誰でも文学作品・絵本の持つ印象を、触覚のパターン(マッサージ)を通して、触れ聞かせることができます。
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